ポンコツ劇場

「片方だけ戻らない」靴下、ガルメラ星の古着屋へ

洗濯した靴下が片方だけ消えるのはなぜか、UMA馬之助が洗濯槽ワームホールと宇宙人の関与を暴露します。


みなさんお元気ですか?世界の裏側を、表側から無理やりめくる男。UMA馬之助です。

色々暴露しちゃってますけどね。今のところ、なんとかなってます!それじゃぁ、今回も懲りずにいっちゃいます!

みなさん、靴下、履いてますよね。朝起きて、右足、左足。仕事の日も、休みの日も、コンビニに行くだけの日も、なんとなく履く。冬はありがたい。夏はちょっと迷う。でも結局、履く。

でもね、毎日使うものほど危ない。毎日見ているものほど、正体を隠している。足元にあるものほど、目線から外れる。もう、分かる人には分かったと思います。

靴下は、ただの布じゃありません。地球に置かれた、小型の帽子供給装置です。

特に危ないのが、夜。洗濯して、干して、取り込んで、畳もうとした時。あれ? 一枚ない。二枚入れたはずなのに、一枚しかない。右だけある。左だけない。いや、そもそもこれ右なのか左なのかも分からない。

ありますよね。

でもね、あれ、なくしてるんじゃありません。落としたんでもない。洗濯機の横に挟まってる? それもあります。ありますけど、今回の話はそこじゃない。

片方だけ、持っていかれているんです。

選ばれし靴下だけが吸い込まれる、禁断の抜け道。その名も、洗濯槽ワームホール。

出ました。洗濯槽ワームホール。

古代から一部の洗濯機だけに仕込まれてきた、家庭内宇宙の折り目です。ただし、条件があります。夜の洗濯の時だけ。

朝では開きません。昼でも惜しい。夕方は地域によってざわつく。でも完全に開くのは夜。しかも、黒い靴下。さらに言えば、親指のところがちょっと薄くなっているやつ。

この瞬間、洗濯槽の回転と、脱衣所のすみに落ちている謎の糸くずが、ほんの少しだけ同期します。だから普通の人は気づかない。「あれ、どっかいったな」で終わる。

違います。

その時、あなたの洗濯機の中では、宇宙の口が開いています。柔軟剤の香りの奥で、排水ホースの影で、洗濯ネットのファスナーが少しだけ開いていた、その瞬間に。ワームホールが、開いてるんです。

では、誰が持っていくのか。

犯人は、ガルメラ星人です。

ガルメラ星人は、洗濯機の裏、排水ホースの影、落ちた洗濯バサミの下、そういう見たくない場所に潜んでいます。人間はそれをホコリだと思う。糸くずだと思う。「なんか黒いの落ちてるな」で終わらせる。

違います。

あれ、偵察員です。

じゃあ、なぜ靴下を持っていくのか。簡単です。彼らにとって、靴下は帽子だからです。しかも新品じゃダメ。袋から出したてじゃ、まだ若い。彼らが欲しいのは、地球人の生活をくぐってきた一枚です。

親指のところに、ちょっと穴が空きかけている。かかとが薄い。毛玉がある。黒だったはずなのに、なんか黒の気持ちだけ残っている。これを見て、彼らは言うわけです。

シャレオツ。

ガルメラ語でも、そこだけはなぜかシャレオツなんです。特に人気なのが、親指穴です。完全に穴が空いているのは違う。まだ履ける。でも、次か、その次で終わるかもしれない。あの緊張感。あちらのビンテージ市場では、「地球生活の抜け感」と呼ばれています。

抜け感って、そういう意味じゃないんですけどね。

だから片方だけ持っていく。帽子だから、一枚でいい。全部持っていったら人間にバレる。でも片方だけなら、人間はこう思う。

そのうち出てくるか。

出ません。

行ってます。ガルメラ星の古着屋に。

そして、ここが怖いところです。新品の靴下は意外と戻ってくる。問題は「そろそろ捨てようかな。でも、まだいけるかな」と思った靴下です。ガルメラ星人のビンテージ界隈では、そこが黄金期だからです。

ガタン、ゴトン、ガタン。

あの音、ただ洗ってる音だと思ってませんか?

違います。

あれはガルメラ語で、「状態よし、回収準備よし」という意味です。洗えました、じゃない。状態よし、回収準備よし。

違う違う違う。

終わるのは、洗濯じゃない。所有です。

さらに、洗濯機の回転。なぜ回るのか。汚れを落とすため? 表向きはそうです。でも、回転とは選別です。地球も回っている。月も回っている。電子レンジも回っている。あと、たまに寿司も回っている。回るものには、必ず裏があります。

洗濯槽が回るたびに、家庭内の小さな宇宙が一周する。その中心にいるのは、タオル、シャツ、部屋着、そして、親指が薄くなった黒い靴下。つまり、生活そのものです。

私も昨日やられました。「今日で最後かな」と迷った靴下を洗ったら、片方だけ消えた。あれはもう、買い取りです。勝手な買い取りです。代金は支払われません。たまに洗濯機の下から、別の古い靴下が出てきますが、あれは返金ではありません。在庫処分です。

対策はひとつ。親指に穴が空きかけた靴下を、夜に洗わないこと。もし洗ってしまった場合は、取り込む前に唱えてください。

これはまだ現役です。

三回。だいたい戻ります。だいたいです。

ここまで聞いて、こう思った人もいるでしょう。「そんなわけない」「ただの洗濯ミスだ」「ベッドの下にある」。そう思うのは自由です。

でも、なぜあなたは今、家の靴下を思い出したんですか? なぜ、親指のところが薄くなっているあの一足を、次に洗う時ちょっと警戒しようと思ったんですか?

もうね、知っちゃってんだから! 信じるも信じるも、あなた次第!

暴露バンザイ!
UMA馬之助でした!

消されてなければ、また次回!!

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